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「いつでも世界初のタオル商品を発信していきたいですね。」宮崎タオル株式会社・代表取締役社長の宮崎百合子さん(左)と陽平さん(右)の親子。

普通のタオルは作っていません。

「宮崎タオルという社名ですが、今はいわゆる“タオル”は作っていないんです。」
こう話すのは宮崎タオルの4代目にあたる宮崎陽平さん。現在、宮崎タオルにはバスタオルなど“普通のタオル”はなく、長年培ったタオル作りの経験や技術を生かし、“他にはないタオル商品”を作っています。もちろん、1894年創業と今治タオルのメーカーの中でも非常に古い歴史を持つ同社は、以前は通常のタオルを生産していました。

昔自社の織機があった工場は、現在は陽平さんのアトリエに。

2007年に「いまばりマフラー70」はグッドデザイン賞を受賞。

現在宮崎タオルの商品を織っているのは、父親の代からの付き合いである渡辺さん。

「15年ほど前までは、主に有名デザイナーブランドのタオルを作る下請け的なビジネスをしていました。宮崎タオルという名前を全く出していなかったんですよね。でもそれに不安を感じるようになり、何か自分たちらしい取り組みをしなくては、と始めたことの一つがマフラー作りだったんです。」
海外からタオルが日本に入って来た明治初期、タオルは日常品ではなく高級品として扱われ、主に襟巻きなどとして使われていたとのこと。その史実にヒントを得た陽平さんの父・弦さんが、1999年にマフラーを考案しました。「父は市内の40代から60代の女性にモニターとして何度も意見を聞き、3年をかけてタオル作りのノウハウを生かしたマフラーを開発しました。日本で初めてのタオルマフラーです。」

その甲斐あってマフラーはヒット商品に。しかしそれを自社で独占するのではなく、今治タオル全体の発展のため、タオル組合に提案したところ各社でも次々と製品化が進みました。タオルマフラーの“元祖”として、宮崎タオルではそれらと差別化を図るため、さらに独自性を追求して進化させたのが陽平さんです。

グッドデザイン賞を受賞。

こだわりの原材料は、スーピマオーガニックコットン。「コットンの貴公子」と呼ばれる非常に希少価値の高いもの。

「父が亡くなって、急遽、母と事業を継がなくてはならなくなりました。何か特徴がなければメーカーとして将来的にはやっていけないだろうと、そのとき思ったんです。今までやっていた下請け的なタオル作りは一切やめ、独自性のある物作り、つまりマフラーなどに絞ろうと決めました。」
希少なスーピマオーガニックコットンを原料とするこのマフラーに、陽平さんがデザインした新パッケージを起用してリニューアルした「いまばりマフラー70」は、2007年に見事グッドデザイン賞を受賞。100%グリーンエネルギーによって織り上げられるマフラー、そしてショール、ネクタイ、ブランケットなどのアイテムも、新たな宮崎タオルの顔として次々と登場しています。※グッドデザイン賞とは、日本で唯一のデザインが優れた物事に贈られる賞。

これからのこと。

陽平さんが目指す商品作りは、「軽くて、汗を吸って、洗ってすぐ乾くもの。高級品ではなくて、誰でも買えるもの。そして自分が欲しいと思えるもの」がコンセプト。これをベースにこれからもオリジナリティ溢れる世界初の商品を作り続けたいと思う一方で、歴史ある今治タオルのブランドをますます発展させていきたい、という気持ちも大きいそうです。
「今、こうして今治タオルが全国的に多くの方に支持していただけるようになったのは、今治でタオル作りを始めたたくさんの先人たちのおかげです。後世でそれを引き継いだ僕たちの役割は、さらに世界中の人たちに今治タオルを知ってもらい使ってもらうこと。いつの日か、例えば『ベネチアングラス』のような、世界的にも有名で憧れてもらえるようなブランドにしたいですね。それが昔の人々への恩返しになると思っています。」

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